ご両親との6年ぶりの家族団らん——施設に入所するご両親との特別な食事会

cocoleに寄せられた一本のご相談——

「両親と一緒に美味しい食事を楽しみたい」

そんな息子さんの願いを叶えるため、私たちは動きました。

ご両親は札幌市内の高齢者施設に入所中で、夫婦でありながら部屋が別々。家族全員で食卓を囲むのは実に6年ぶりでした。さらに、コロナ禍で面会が制限され、「もう二度と一緒に食事をする機会がないのでは」と心配されていたとのこと。そんな中で実現した今回の食事会は、かけがえのないひとときとなりました。

ご両親の状況に合わせた特別メニュー

今回の企画では、札幌市の澄川駅付近でランチ営業やケータリングを行っている「Mi-o ちいさなごはんやさん」の大橋さんにご協力いただきました。

まず、cocoleとMi-oで施設を訪問し、ご両親の健康状態や食事の嗜好や形態を確認。噛む力や飲み込む力に配慮しながら、事前にメニューを調整しました。

お父さんからのリクエストは、「お寿司、ジンギスカン、みよしの餃子」。そこで、Mi-oさんが試作を繰り返し、以下のメニューに決定しました。

希望のメニューを取り入れながら、より食べやすい形に調理。ご両親の状況に合わせた特別メニューを提供する事ができました。

さらに、ただ食べるだけでなく、目で見て楽しめる演出も取り入れました。

会場には桜の木を飾り、春の訪れを感じさせる空間を演出。お母様が大好きなビートルズの曲をBGMに流し、懐かしい思い出が蘇るような雰囲気を作りました。

さらに、ジンギスカンといえばサッポロビール園のエプロン——Mi-oのスタッフは、ご両親のためにそのエプロンを特別に用意しました。

食事会当日、ご両親は久しぶりの家族団らんにとても嬉しそうな表情を見せていました。

「お父さんもお母さんも、本当に美味しそうに食べていた」「普段はあまり食べられないのに、今日はいつもよりたくさん食べてくれた」

家族全員が笑顔に包まれ、温かい時間が流れました。

食事を終えた息子さんは、感慨深げにこう話していました。

「両親のこんな笑顔、久しぶりに見ました。保険外看護のサービスは知りませんでしたが、またぜひお願いしたいです。」

今回の食事会が実現したのは、施設側の温かいご協力があったからこそです。事前の打ち合わせから当日の準備まで、快く受け入れてくださり、スムーズに進めることができました。ご協力いただいた施設の皆さまには心より感謝申し上げます。

今回、cocoleとMi-oでは、ただの食事会ではなく、「家族の大切な時間」を提供することを大切に考えました。これからも、一人ひとりの想いに寄り添い、特別なひとときを届けていきます。

cocoleでは、施設に入所されているご家族との特別な日のサポートも可能です。
特別な時間を一緒に作りませんか？

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